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どんどん過ぎていく時間の中で、感じたことのメモ

 あっという間に日にちが過ぎてしまい、今年もあと10日あまりとなってしまいました。連日、忘年会が続き、更新をさぼっていますが、すぐに朝になり、仕事も追いかけてきます。行事も多くて、日曜日は、午前中が山口で、午後から岩国でシンポジウム(週刊金曜日主催、これもご報告しなくちゃ)、夕方は周南で、ある会の忘年会に出席しました。帰って子どもに遅い夕食を・・・。わぁ~、いつもごはんが遅くて、食育なんて語れない。(と 小さな声で告白しておこう。)

山口県の方々にも読んでもらいたくて、

山口ブログに参加していますが、更新をさぼっていたら、ものすごく下位に下がってしまいました。みなさま、再度、ランキング上位に上がれるようにご協力をお願いします。

 どんどん過ぎていく時間の中で、日々、感じたことはメモしておかなくては、私の頭の中から、すぐに消えていってしまいます。でも、お昼休みの間に書かなくては、と気があせっているので、考えをまとめるところまでいけませんが、あくまでもメモとして・・・。

 ずいぶん前ですが、TBをいただいたA PLACE IN THE SUNの『医者、用水路を拓くー-中村哲の生き様を学ぶ』が、ずっと頭の中に残っています。中村 哲さんの講演会でのお話と近著「医者、用水路を拓く」の内容がとりあげられています。私も講演会では、淡々と話される中村さんの姿から、活動を続けてこられたことへの驚きや感動は抱きましたが、pochiさんが紹介されているような「激しい怒り、嘆き、悲しみ、そして、いらだち・・・・・。」のところまでは理解することなく、会場を出たと思います。
 ただ、助けながら助けられている、と言われたことが心に残りました。pochiさんが、
 中村さんは、講演の最後に、おおむね次のように言われました。うろ覚えなので、あしからず。
 「この間の活動を通じて感じるのは、『助けることは助かることだ』ということです。金さえあれば、武器さえあれば何でもできるという迷信から自由になり、人間が最後まで失ってはならない誇りということを学ぶことができました」
と紹介してくださっています。pochiさんは、最後に、著書「医者、用水路を拓く」の「あとがき」の終わりの部分を引用されていますが、私は、この部分を読んでも、そして、講演会の会場でも、なぜか、内橋克人さんの「悪夢のサイクル」を思い出しました。ネオリベラリズムと戦争との親和性。

 新テロ特措法を成立させるため(?)に、越年国会となりましたが、福田総理は、本当にこの法案を再議決してまで成立させようと考えておられるのでしょうか?先日、TBSの日曜朝の番組で、寺島実郎さんが、インド洋給油を中断して困るのは、日米安保で飯を食っている人たちだけで、仕事で出会うアメリカ人は、逆のことを言っている、というような話をされました。とむ丸さんがとりあげてくださっているので、そのまま引用してしまいます。
 インド洋給油にまるで国運がかかっているかのように受け止められていることに、寺島実郎さんが疑問を投げかけました。
 アメリカに行って政財界の様々な人たちと話をしても、日本のインド洋給油について知らない人が大勢いる。ましてやこれが日米同盟の要だとは考えられていない。
 どうしても給油をしてもらいたいというのは、いわゆる“知日派”といわれるアーミテージ氏ら一部だ。
 つまり、
「日米同盟とか国際貢献などを大きな声でいっているのは、日米安保条約で“飯”を食っている人たちだけである」
 というような話でした。
 これについては白川さんも書かれていますね。

 結局、他のコメンテーターたちの言葉もさらに加わり、インド洋給油ができなくなって困るのは、これまで日米安保でおいしい思いをしてきた人たちだけだ、という結論です。
日米安保で飯を食っている人たちのための越年国会になるのでしょうか。今日も無事に年を越したいと、日本中で、中小企業や個人事業主が金策に走り回っているでしょうに・・・。

 反戦老年委員会さん(現在、反戦塾さん)のところで、アフガニスタンで武装解除日本政府特別代表を務めた、伊勢崎賢治さんの「美しい誤解」という発言を知り、ましまさんの言葉をそのまま使わせてもらって、テロ特措法、イランが「美しい誤解」をしていてくれるうちに と書きましたが、講演会でも中村さんが、「美しい誤解」について話されました。pochiさんのところから引用させていただきます。
 中村さんは、PMS(ペシャワール医療サービス)が現地で活動できたのは、アフガン人の「日本への親密度」があったからだと言います。
 大半のアフガン人は、アフガニスタンと日本の独立が同じ日だと信じているそうです。そして、どんな山奥に行っても、住民は日本のことを知っていました。アフガン人たちが日本について連想するのは、日露戦争とヒロシマ・ナガサキだそうです。
 日露戦争については、100年前のアジアは、ほとんどの国が欧米の列強の植民地ないしは半植民地とされ、かろうじて独立していたのは、日本とアフガニスタンでした。そこで、極東の小国・日本が、時の大国・ロシアを撃退した。「小国であっても大国に立ち向かって独立を守った日本」という強いイメージがあるそうです。
 ヒロシマ・ナガサキは、単に大量殺戮への同情ではなく、その後、あの廃墟から立ち直って繁栄していること、そして、「繁栄した国はたいてい戦争をするが、日本は半世紀にわたって他国に軍事干渉しなかった」という賞賛、「平和国家・日本」「戦争で儲けない国・日本」というイメージです。
 かなりの誤解は含んでいるとは思いますが、他国からの干渉を受け続けてきたアフガンの国民にとって、国としての理想の姿を求めた結果なのでしょう。


 以上、書きかけのままにしていたものに少し書き足してUPしてしまいます。(12月26日)

とくらBlogより転載。
by tokuratakako | 2007-12-19 12:37 | とくらBlog

山口県議会議員 戸倉多香子の活動報告です。


by tokuratakako