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9月28日 9月定例会一般質問(ご報告その3)

 前々頁、前頁に続いて、9月定例会の一般質問の概要をご報告します。

2、災害廃棄物の広域処理について
戸倉 山口県は、県内市町での震災がれきの受け入れについて、国に説明を求め、質問を提出するなど、県民が不安を持たれることのないように努力を重ねてこられましたが、国から、宮城県・岩手県の地元での処理量が拡大したことにより、今後、山口県内での受け入れ調整はしない旨の連絡があり、これにより、山口県における震災がれきの受け入れの検討は終了したと報告をいただいております。
 こうした中で、お隣の北九州市においては、西日本で唯一災害廃棄物を受け入れ、9月17日には焼却が開始されました。
 災害廃棄物の広域処理について、本県での受け入れ検討終了の経緯等について、国とのやり取りも含め、今一度、説明をお願いします。

部長 県では、国からの協力要請を受け、処理権限を有する市町が受入れ可否の適切な判断ができるよう、放射能の安全性等の103項目の質問を国に提出し、その回答を市町等に伝えていました。こうした中、(実際の災害廃棄物が当初見積もりより大幅に少なかったため)国は、広域処理について、既に受入れを実施している自治体等での処理により対応が可能となり、他の自治体への協力要請は行わないとの方針を示したことから、本県における受入れの検討を終了したところです。

戸倉 北九州市の皆様も、被災地の1日も早い復旧・復興を願い、善意で受け入れを決断されたのでしょうから、そのお気持ちには敬意を表しますが、広域処理の必要性に疑問を感じる中、北九州市での受入れに際し、県民の中には、放射能による影響や、農林水産物などへの風評被害について、不安を抱く人もいます。県として、しっかりとした説明や情報提供等を行う必要があると思いますが、どのように取り組むのかお伺いします。

部長 県では、北九州市に技術職員を派遣し、放射線量測定等の安全システムについて現地調査をするなど、情報把握に努めています。その上で、HP等を活用し、北九州市や本県の測定結果等を公表し、県民や住民団体等からの風評被害などの問合せに対しては、環境省の専用相談窓口の紹介や放射能の基礎知識等を丁寧に説明するなど、きめ細かな対応を図っているところです

戸倉(再質問)山口県、北九州市と行政区分に関係なく不安に感じ、説明会を望んでおられる住民の方々がいらっしゃいます。103項目の質問項目の中にも放射能の安全性や、風評被害への対応という色んな項目が出たんでしょうから、その内容も含めて、住民に対して説明会を開かれるおつもりはないかどうか、お聞きします。

部長 北九州市に対して説明会をするようお願いするべきではないか、ということですが、北九州は、体系的に、ちゃんと情報提供されている、というふうに理解しておりますので、山口県の方から改めて、北九州市の方に対して、説明会の開催等をお願いするということは考えておりません。

戸倉(再々質問)先ほど申しましたのは、実際に小さいお子さんを抱えておられる方を中心として、お隣の市のことだから、とあきらめきれない方々がたくさんいらっしゃり、その方々に山口県として、直接、説明会を企画したりすることはできないのか-という質問です。

部長 北九州市にも職員を派遣し、いろいろな情報も直接あちらの担当部局から話も聞き、現地調査もし、HPを活用して山口県の測定結果も示しております。
加えて、電話相談などもあるわけですが、そういった相談に対してもきめ細かに、例えば風評被害をおっしゃいましたけれども、国に専用の相談窓口を設けておりますから、そういったところの紹介とか、あるいは、放射能そのものについて、どういうことかという問い合わせもありますので、それらについてきちんとお答えするなど、丁寧に対応をしてきておりますので、引き続きお示しのことがないように努めていきます。

by tokuratakako | 2012-09-29 23:50 | とくらたかこです。

山口県議会議員 戸倉多香子の活動報告です。


by tokuratakako