最近、スタッフからのご報告がメインになっていますが・・・。


by tokuratakako
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

5月10日 小野善康氏講演会

c0104626_11114263.jpg
平岡秀夫政治政治スクール・第3回公開講演会が、岩国市内で開かれ、戸倉も後援会の方々と参加しました。


c0104626_1354492.jpg
講師は、大阪大学社会経済研究所の小野善康教授。主催者として最初にあいさつに立った平岡秀夫氏は、自身が総務副大臣だった時に内閣府経済研究所長だった小野氏とともに、様々な経済・雇用政策を立案したことがご縁で、今でも親交があると紹介されていました。


c0104626_13553039.jpg
小野氏は「成熟社会とアベノミクス」と題して講演。小野氏によれば、お金は「欲しいモノを買うもの」だったのが、バブル崩壊後の90年代以降は「欲しいモノはあらかた手に入れた」という成熟社会に入り、お金は「増やしたい(貯めたい)もの」に変わった。アベノミクスの金融緩和でお金の流通量は増えたが、実際の購買(消費)に余り回っていないため、若い人たちのお金と仕事は増えていかない状態なのだそうです。

それではどうすれば・・・。少し難しいので、詳しい内容は、平岡秀夫氏のブログをお読みください。(一部引用しておきます。)

(小野教授の講演要旨)
① 今の社会は、「生産力が不足し、欲しいモノばかりで、お金はモノを買うためのもの」である『発展途上社会』ではなく、「巨大な生産力があり、欲しい物が少なくなって、むしろお金を増やしたい」という『成熟社会』になっている。
② 成熟社会では、家計は、モノやサービスの購入を控えてお金を倹約することになるので、総体的に需要が減少する。他方で、企業は、既存製品の生産の効率化を図るので失業が拡大する。このような家計と企業との行動によって、デフレ不況が生じてくる。
③ このような成熟社会への転換点は、日本では1992年のバブル崩壊時、欧米では2008年のリーマンショック時である。それらの時から、日本も、欧米も、消費者物価は上昇せず、名目GDP(国内総生産)も増加していない。
④ 成熟社会では、アベノミクスの中心的な「矢」である金融緩和は、政治的に採用し易い(納税者の負担なし、政府への批判なし等)が、お金の供給量を増やしても人はそのお金を貯め込むだけで、需要を増加させる効果はない。
⑤ 必要なことは、政府が、人の幸福度を高める創造的消費を促したり、人の幸福度を高める公的サービスを提供したりすること。これによって、需要が拡大されてデフレが緩和されると共に、雇用が創出されて雇用不安が軽減され消費が刺激される。
⑥ 政府が提供すべきは、「必需品」ではなく、自立できない事業による「ぜいたく品」(自立できるなら民間がやればよい)。例えば、高齢化社会での介護や健康、安心安全を求める社会での再生可能エネルギーや環境である。
⑦ 一つのアイデアは、年金制度を「現金給付」中心から「現物(サービス)給付」中心とすること。若者の負担で高齢者に現金を給付しても、あまり消費には回らないので、若者からお金と仕事を奪うだけ。現物(サービス)給付なら、高齢者にサービスを、若者にお金と仕事を、それぞれ与えることができる。



  
[PR]
by tokuratakako | 2014-05-12 12:59 | 活動報告(ちょうさ担当)