最近、スタッフからのご報告がメインになっていますが・・・。


by tokuratakako
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中期ビジョンの策定(平成26年3月定例会一般質問)

 こんにちは。とくらたかこです。3月11日に行いました一般質問(1項目目)は以下のとおりです。

 ①中期ビジョンの策定について

 まず初めに、中期ビジョンの策定についての質問です。
 改めまして、村岡知事、山口県知事就任、おめでとうございます。
 知事は、所信表明の中で「今後の山口県の目指すべき姿を示し、県政を推進するための中期的なビジョンを策定した上で、これに基づく諸施策を速やかに実行してまいります」と述べられました。そこで、中期ビジョン策定について、2点お尋ねいたします。

 一つは、知事ご自身は、今後の山口県の目指すべき姿をどのようにお考えなんでしょうか。そしてもう一つは、中期ビジョンの策定をどのような手法で進められるのかお尋ねしたいと思います。

 二つ目の質問の策定の手法についてですが、私は、昨年の9月の代表質問の際、山本前知事に、長期ビジョンづくりに着手すべきだと申し上げ、時間がかかったとしても県民の参画により実現してもらいたい。表面的な県民参画ではなく、本当の意味での参加のデザインに心を砕いていただきたい、とお願いいたしました。日ごろから、いろんな皆様から、県政というのは遠い存在で、県は何をしているのかよくわからない、と言われておりますので、長期ビジョンづくりを県民参画で進めることができれば、県民に県政を理解していただくよい機会になると考えたからです。

 その参加のデザインについては、20年前くらいから大変重要視されるようになりまして、いろんな手法が雑誌などで紹介されてきました。私も、周南地区で、市民参画のまちづくりを実現したいとの思いで活動してまいりましたので、本当の意味での市民参画って何だろう?とずっと考え続けてきました。
 男女共同参画の考え方から、女性枠、市民枠の委員として、いろんな審議会に参加させていただく機会が何度かありましたが、結局は行政側の事務局が準備した流れに沿った議論以外は採用されないのではないか?という違和感を感じることもたびたび経験しました。そんな現実の中で、本当に市民参画って必要なんだろうかと真剣に悩んだこともありました。
 なかなか難しい問題ですが、最近はあまり参加のデザインという言葉自体を聞かなくなったな、と思っておりましたところ、2012年に国の政策を決定する上で採用された討論型世論調査が話題となり、その手法については大変興味を持ちました。
 2012年に政府が、エネルギー・環境戦略を決定するために実施する国民的議論の一つとして用いられた討論型世論調査は、2030年時に電力に占める原発の構成比を具体的に0%、15%、20から25%と提示された選択肢の中から、無作為抽出された一般の有権者が資料を読み、討論に参加することで、みずからの意見を変化させた後の世論調査結果を取り出すという試みです。
 当初は、やらせや誘導があるのではないか、最初から落としどころが決まっているのではないか、ガス抜きではないか、と懐疑的なメディアもあったそうですが、内容を理解すればするほど見方を変えたと、実行委員長としてこの討論型世論調査の企画・運営を担われた慶應義塾大学の曽根教授は、特集記事のあった雑誌に書かれています。
 さらに、曽根教授のホームページには、この討論型世論調査の特徴として、みずから手を挙げて参加する積極的な参加者だけではない幅広い意見が拾える点、そして日常の生活で考えることが多過ぎて公共的な政策課題についての情報が少なく、意見や態度を決めかねることの多い一般市民、これは悪いことではなく普通のことだそうですけれども、専門家の知見などが整理されて示された上での討論を行う場が形成されるので、そういった方々が表面的な理解ではなく、長期的な視点に立った十分に熟慮された意見を示すことができるようになることだ、と書かれていました。まさに、これまでのさまざまな市民参画の手法では限界とされていた部分だと思います。
 この討論型世論調査は、まだまだ社会実験の段階と言えるかもしれませんが、地方自治体の総合計画の策定に用いられた例もあるそうなので、山口県の新しい方向性を決める中期ビジョンづくりにも活用していただきたいと思います。
 二井元知事が、「やまぐち未来デザイン21」を策定されたときは、 しっかり聞いてキャンペーン や 県政世論調査、県民インタビュー、市町村意向調査の実施 など、かなり丁寧に県民の意見を取り入れようと努力された経緯が、未来デザイン21の参考資料の中にありました。策定協議会の各部会での意見も残されていて、参考になります。でも、時代は大きく変わり、今はICTの進展により、いろんな分野でビッグデータの活用が可能とされてきています。
 そんな時代の変化の中で、今回は、どのような手法で中期ビジョンの策定に取り組まれるのか、知事のお考えをお聞きしたいと思います。
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by tokuratakako | 2014-03-12 08:08 | とくらたかこです。