二度とこんな訓練を若者にさせないために
2006年 08月 27日
徳山駅の新幹線口から歩いてすぐの大津島巡航乗り場から、船で約20分で着く大津島は、人間魚雷回天の発射訓練基地のある島です。昨日も海がきらきらと輝いていましたが、そこにぽっかりと浮かぶコンクリートの基地を眺めながら、小屋場只只までの道を歩きました。その時、ふと頭の中に「死ぬための訓練」という言葉が現れて、気が重くなりました。これまで、回天の基地があるので、あまり来たくなかった私ですが、只只ができて、大津島に何度も来るようになりました。でも、まだ回天記念館には行くことができません。昨年もトンネルを通っただけでつらくなり、引き返してしまいました。ブログを始めて知り合った、お玉おばさんの影響もあり、平和について考えることが多くなりましたが、地元の悲劇には、まだ正面から向き合うことができないままでいます。
人間魚雷を考えた方は、戦争の行く末をどのように考えられたのでしょうか。何も詳しく知らないので、軽々としたことは書けませんが、二十歳そこそこの若者に、「死ぬための訓練」をさせるようなことは二度とあってはならないと、おしゃれな若者がたくさん集まった、島の夏休み2006に参加して考えました。
もし、山口県を訪れる方がありましたら、ぜひ、大津島にも立ち寄ってみていただきたいものです。
とくらBlogより転載しました。(12月19日)