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9月28日 9月定例会一般質問(ご報告その2)

 前頁に続いて、9月定例会の一般質問の概要をご報告します。

1、小規模企業への支援について
戸倉 デフレや厳しい経済状況が続いている中、毎日の資金繰りに追われている零細企業や個人事業、商店主は、雇用の維持や安定的な経営ができない状況が続き、本当に苦しいという話ばかり聞きます。
 ここ何年も、中小零細企業に厳しい政策とデフレが続いてきた結果、すっかりメモリ不足となっている小規模企業の「再起動」こそ、この国全体の喫緊の課題だと思います。当然、国の責任は重大ですが、地域を支える中小企業の課題やニーズに素早く対応できる地方自治体であるからこそ、取り組めることがあると思います。
 知事は政策集の前文で、閉塞感が強まる中、「夢を語る人」が少なくなったと書かれていますが、ここ山口県で、もう一度「夢を語る人」があふれるように、再起動させる前には、「夢や希望」をインストールする必要があると思います。
 産業再生のために闘う「産業戦略本部」を設置され、企業のニーズに即応する政策を推進されるとのことですが、苦しんでおられる小規模企業への支援にどのように取り組まれるのかお尋ねします。

知事 本県経済の持続的・自立的な発展と雇用機会の確保を図っていくためには、地域を支える「中小企業力」の向上が不可欠であり、とりわけ経営資源の乏しい小規模企業に対する支援はまことに重要であると認識しております。
 まことに短い期間ですが、しかも山口県東部に限った現場経験でありますけれども、私の印象を今申し上げることをもしお許しいただければ、県内の中小企業は、山口県のまごころ、日本の宝という風に思っています。
このため、商工会・商工会議所との連携の下、経営指導員による窓口相談や巡回指導のほか、専門家の派遣など、きめ細かな経営支援に努め、また、中小企業制度融資において、「小規模企業支援資金」を設けるなど、小規模企業の金融の円滑化も図っているところです。
 しかしながら、国内需要の減少や産業の空洞化により、県内企業、とりわけ小規模企業を取り巻く環境は一層厳しさを増している状態であります。
 私は、仕事がまず大事だと思い、瀬戸内の事業集積の再生、これを通じまして地元中小企業への発注量の増加、それから技術移転の活発化、これがさらに進むことによりまして、瀬戸内の産業集積の厚みがさらに増していくよう努力してまいります。
 また、商工会・商工会議所の経営支援体制の強化を図るとともに、金融面の充実はもとより、新技術や新商品の開発、販路拡大によるステップアップを促進するなど、関係支援機関と緊密に連携し、小規模企業の支援に積極的に取り組んでまいります。

戸倉 金融支援としては、県の中小企業制度融資があり、いろんな種類で対応されています。しかし、申し込んでも、結局、信用保証協会で断られた、という話をよく聞きますが、最近の状況をお尋ねします。

部長 中小企業制度融資における信用保証協会の対応状況(平成23年度実績)は、保証申込3,549件、対する保証承諾は3,517件です。ほぼ99%の承諾率ですが、保証に至らなかったケースと申しますのは、債務超過の早期解消が見込まれないなど、返済が極めて困難と認められた場合があると聞いております。

by tokuratakako | 2012-09-29 23:45 | とくらたかこです。

山口県議会議員 戸倉多香子の活動報告です。


by tokuratakako