一般県道徳山新南陽線の東進について(2月定例会一般質問)
2013年 03月 09日
前のページに続いて、3月7日の県議会で質問した「一般県道徳山新南陽線の東進について」の内容をそのまま掲載させていただきます。
平成4年8月に策定されました徳山下松港の港湾計画の改訂に先立ち、徳山下松港長期構想検討委員会が開催されているようです。その資料を見ますと、徳山下松港の取扱い貨物量は、県内全体の約44%を占め最も高いシェアを誇る、とあります。国際拠点港湾である徳山下松港は、コンテナターミナルの整備などから、物流貨物の交通量が年々増加し、大型トレーラーなどに対応する道路網の整備の必要性が、ますます高くなっています。周南市民にとっては、一般県道徳山新南陽線、いわゆる産業道路の東進が長年のまちづくりの課題となっており、瀬戸内沿岸の産業集積をいかして県全体の産業力の再生を図りたいといわれる山本知事のもとで、ぜひ、実現してもらいたいと思います。
港湾の図面を見ておりましたら、臨港道路ではなく、その他道路として計画が入っておりました。お手元の資料2のとおりです。出光興産徳山製油所は、2014年3月、エネルギー供給構造高度化法により徳山製油所での原油処理機能を停止し、西日本における燃料油事業の物流拠点としての機能を強化すると発表されており、ますます物流ネットワークは、必要性を増すものと思われます。今こそ、関係する企業や事業所等に再度働きかけ、解決できていない課題への協力を求める、いい機会ではないでしょうか?
周南市民の懸案でもあった久米中央土地区画整理事業の工事が進み、念願であった山陽自動車道徳山東インターチェンジから県道下松新南陽線へとつながる都市計画道路櫛浜久米線が完成することに伴い、やっと高速道路と徳山下松港がつながることになりますが、産業道路の東進計画が止まっていることにより、暫定的な措置であったはずの、大型トレーラー等が市街地を通る状態は続いています。こどもたちの通学路でもあり大変危険ですし、渋滞の原因ともなっています。
これまでも、周南出身の先輩議員が、たびたび、この問題を取り上げておられますが、それだけ期待のある事業であるともいえます。議事録で県の答弁を読みますと、
平成18年度、関係諸法令との整合性の確認や、企業活動への影響について周辺企業へのヒアリングを実施し、平成19年度、このヒアリング結果を踏まえ、諸課題への対応策について検討し、関係企業と調整中。また、現地に立ち入り、操業への影響が懸念される施設の確認と、敷地内での再配置を計画するため、測量調査を実施中。となっていますが、その後、その結果は、どのようになっているのかお尋ねいたします。