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山口県の新しい長期ビジョンについて(9月定例会代表質問)

 こんにちは。とくらたかこです。

 9月24日に、初めて、会派を代表しての代表質問をさせていただきました。質問原稿を準備する中で、いろんな方々のご意見をお聞きしたり、資料を調べたり、大変勉強になりました。テレビで見たよ、と声をかけてくださる方も多くて、本当にありがとうございます。

 代表質問の内容だけでも、すぐに県政報告(笑顔通信)にして配布しようと準備したのですが、いろんな事情が重なって、遅れていますので、とりあえず、こちらにUPしておきます。

1、山口県の新しい長期ビジョンについて

 はじめに、知事就任1年を迎えられました山本知事の、今後の県政運営についてのお考えをお聞きします。
 8月22日で就任1年を迎えられた知事は、26日の記者会見で、1年を振り返り、山口県政のスムーズな引き継ぎと新たなる県づくりの歩みを進める土台づくりに、特に意を用いてこられたと話されました。そして、知事にとって初めての予算となる「5つの全力元年予算」が編成できたことや「産業戦略本部」の立ち上げが叶ったことは、新たな県づくりに向けた本格的なスタートとして、大きな意義を持つものであったとも語られています。
たしかに、「輝く、夢あふれる山口県」の実現に向けて取り組まれる「5つの全力」のうち、最優先課題に掲げられている「産業力・観光力の増強」につきましては、長年、国土交通省で実績を積まれた知事のご経験や人脈を存分に生かされ、リーダーシップを発揮してこられたように感じています。7月末に発表された「やまぐち産業戦略推進計画」への県民の期待も大きくふくらんでいるところです。
 しかし、その他4つの「全力」の項目につきましては、県民のみなさまにはわかりにくいのではないでしょうか。昨年11月議会の代表質問で、わが会派の井上議員も指摘されましたが、「やまぐち未来デザイン21」以降の長期ビジョンが必要だと思います。
 山口県は、昭和37年に「山口県勢振興の長期展望」を策定され、昭和62年の「第四次県勢振興の長期展望」では計画期間が平成12年までとなっておりましたが、2年の計画期間を残して、平成10年に新しい県政運営の指針が策定されています。これが「やまぐち未来デザイン21」ですが、当初の計画期間を延長されて策定された6次実行計画の計画期間も平成24年度で終わりました。新しい山口県の長期ビジョンづくりに着手すべきだと考えます。新たな希望にみちた未来予想図を県民の皆様と共有しながら、「輝く、夢あふれる山口県」を実現していただきたいと思います。昨年11月議会での井上議員の質問に答えて、知事は、産業戦略分野における取り組みをモデルとして、県政全般にわたる運営指針の策定を検討していくと言われていますが、知事就任1年を迎えられて、あらためて、知事のお考えをお示しください。
 知事が、仮に、新たな長期ビジョンづくりに取り組まれることを決断されるのであれば、時間がかかったとしても、さまざまな立場の県民の参画によって作りあげていただきたいと思います。私は、10年前、合併して誕生した周南市の初となるまちづくり総合計画づくりに、委員のひとりとして参加しました。その過程を経験することにより、より身近に市政を感じるようになり、まちづくり活動にも積極的に参画したいという気持ちも芽生えました。とかく県政は、県民にとって遠い存在である、県は何をしているのかわからない、というお声をたくさん聞かれていると思いますが、県政の長期計画作りを県民参画で進められれば、県民の皆様に県政への理解を深めていただく良い機会でもあると思います。県民が参画できる手法はいろいろあると思いますが、表面的な県民参加、アリバイづくりのような参加ではなく、困難ですが、本当の意味での「参加のデザイン」に心を砕いていただきたいと考えます。知事はいかがお考えでしょうか。
by tokuratakako | 2013-09-30 15:08 | とくらたかこです。

山口県議会議員 戸倉多香子の活動報告です。


by tokuratakako