周南コンビナートに安定的に水を供給する「島田川工業用水道」の起工式が、下松市の現地で行われました。
山口県は全国で一番工業用水を使用していますが、中でも日本有数のコンビナートを有する周南地域では工業用水が慢性的に不足しており、安定的な生産活動が阻害され、国際競争が激化する中でこの水不足は〝アキレス腱〟ともいわれていました。
今回は、光市が所有する中山川ダムの上水道水利権を工業用水に転用、島田川の下林取水場から御屋敷配水池までの約10キロに配管を通し、周南の各工場へ工業用水を供給する工事となります。
総工費は約36億円、平成31年の供給開始予定で、新たに日量1万4100トンが確保されることになります。
戸倉は1期目の県議選に挑戦する前、ある労組の委員長から「周南コンビナートに一番必要なものは水。工業用水が安定供給されなければ世界と戦うことができない」と言われていました。
その言葉を重く受け止め、県議になってから議会でたびたび工業用水のことを取り上げていたので、式典では大変感慨深そうでした。
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by tokuratakako
| 2015-10-29 17:27
| 活動報告(ちょうさ担当)